◉紫外線の影響
毎日暑い日が続きますが、外出も多くなるこの時期は、
出来るだけ紫外線に対する知識を身に付けて、影響を少なくしたいですね。
紫外線というと、よく耳にするUV-AやUV-Bなどがありますが、これらの違いはご存知でしょうか?
そもそも紫外線は電磁波の仲間で、波長の長さによって長い方から
「UV-A、UV-B、UV-C」の3つに
分類され、波長の短いものほど身体への影響が大きくなります。
◆日焼けの原因となる紫外線はエネルギーの強いUV-Bですが、
なるべく陽に当たらないようにすることで、影響を避けられます。
◆波長の長いUV-Aは、オゾン層や雲、窓ガラスを通り抜け、肌の奥深くに到達。
じわじわと肌に影響を与えて。シミやシワの原因になります。
~紫外線を浴びると肌はどうなるのか?~
①紫外線を浴びると、皮膚の奥の細胞を傷つけます。
細胞のDNAを守るためにメラノサイトが活性化されてメラニンを作り出し、
基底細胞に過剰に供給されるとシミになります。
②皮膚に紫外線という外的なストレスが加わると、脳は多様な反応をします。
メラニンが増殖するのは、ストレスが内分泌系に影響を与えるため、
脳の下垂体からメラニン細胞刺激ホルモンが分泌されるのが原因です。
③自律神経のバランスが悪くなるため、皮膚の血流が悪くなります。
血流が悪いと栄養が流れにくくなって、古い細胞や老廃物も流れにくくなり、
皮膚の代謝が悪くなる というサイクルがあります。
~肌を守る紫外線対策~
1年の中では、4月~9月の紫外線が強く、年間紫外線照射量の70~80%を占めます。
1日の時間帯では、10~14時がピークで、1日の60~70%を占めます。
毎日の紫外線指数は、気象庁のwebサイトで確認ができます。
◆日ごろから気を付けたいこととして、
①日陰を作る ・・・紫外線のUV-Aは窓ガラスを通して室内にも入ってきます。
木を植える、日よけテントを張る、ブラインドを付けるなどして日陰を作りましょう。
②服装で紫外線を防御する ・・・帽子、サングラス、長袖を着用します。
紫外線を目だけに当てた場合でも皮膚が黒くなったという実験データもあります。
これは紫外線によるストレスからの反応で、発生した活性酸素が炎症を引き起こして、
細胞を傷つけるからです。紫外線にはサングラスなどで目を守ることも大切です。
③日焼け止めクリームを使う ・・・日焼け止めは「SPF」と「PA」の表示をチェックします。
●SPFは、日焼けの防止効果を示す指標で、UV-Bから肌を守ります。
日常生活では、30以上のものを選べば良いでしょう。
<※SPF1=約20分間のUV-B防御効果
→SPF30=約20×30倍=約10時間>
●PAとは、UV-Aに対する防御効果を表す指標で、4段階で表示しています。
「+」の数が多い程効果は高くなります。
「+++」以上のものを選ぶようにしてください。
<※PA+ UV-A防御効果がある/ PA++ UV-A防御効果がかなりある
PA+++ UV-A防御効果が非常にある/ PA++++ UV-A防御効果が極めて高い>
◆塗り方のポイントは、ムラなく塗る・こまめに塗り直す・使用後はキレイに洗い流す、です。
★★日焼け止めクリームをムラなく肌に付けるコツ
①パール粒2個分を手の平に取る。
②朝のスキンケア後、化粧水やクリームがしっかり馴染んでから塗る。
③少量ずつ顔にのせてから、顔全体にムラなくつける。
④感触を確かめて、肌に馴染んだら完了!
指全体を使って耳たぶや耳の後ろも忘れずに。
ただし、過剰な紫外線対策も意外とストレスになるかもしれません。
骨を形成するビタミンDをつくるためにも、1日30分程度紫外線を受けることが必要ともいわれます。
もしも日に焼けてしまったら、自分に合ったお手入れを行い、
脳と皮膚の酸化ストレスを防ぐようにすることが、お肌を守る助けとなります。
ちょっとした意識で変わることもあるので、これらの知識を活かした
過ごし方をしていきたいですね(*^-^*)
★RAKURUでは、この夏からフェイシャルメニューに新しいものが加わりました。
詳しくは、「ispot RAKURU」で検索してメニューの内容をご覧くださいませ。
夏の間のお手入れで、秋冬の状態が変わるといわれます。
紫外線の強いこの時期に、ぜひお肌の対策をされるのをオススメします。